救える命があれば どこへでも

「AMDA兵庫 AMDAネパール子ども病院20周年記念シンポジウム」を開催しました。

AMDA兵庫設立20周年記念シンポジウム

  平成30113日(土曜日)「こうべまちづくり会館」に於いて、『AMDA兵庫設立20周年記念シンポジウム』が開催された。このなかで、ネパール子ども病院の支援活動に貢献してきた3名による講演が行われた。

まず、相羽亜紀子氏による「ネパール子ども病院との出会い、そしてAMDA兵庫の活動を通じて」で、ネパール子ども病院の建物が増えていくなか、周囲も整備され、病院の発展とともに町が形成される様子がわかった。医療技術や機材が日本と隔たる中、開院当初より多くの会員が現地を訪れ、小児科や小児外科、小児看護の重要性を伝えた。周産期病棟が新設されてからは産科技術の向上、医療環境の整備、看護師の教育などスタッフとともに考えた。これらの集結により、開院20年を経て病院の質の向上に繋がったといえる。私達の熱意と支援が伝わってくる内容であった。

次に、AMDAマインズ山上正道氏による「ネパール子ども病院をご支援くださった方々」では、これまでの支援活動は、多くの人たちの寄付や協力によるものであり、この原点を忘れるべきではないという内容だった。

最後に、高杉尚氏による「私とネパール子ども病院とのかかわり」は、長年、小児科医として活動し、現在岡山県総社市で地域医療に携わる医師の視点でみた、子ども病院との関連性の話しだった。

3名の講演は、設立20周年という節目にふさわしいものであった。