救える命があれば どこへでも

芸術の梦・薪つくりと炊き出し訓練

7月20日~7月21日にかけて、AMDA兵庫の江口先生、島田さん、前田ひとみさん、オーナーの関口さん、 AMDA 神女クラブの部員5名、他8名を含めて、防災訓練の一環として薪割り体験と炊き出し訓練を行いました。

薪割り体験では、約2mの木を鋸で45cmに切り分け、その後斧で割る一連の作業を行いました。一見すると単調に見えるこの作業ですが、実際には木の中心を見極めて斧を振り下ろす技術と力加減が必要であり、決して簡単なものではありませんでした。また、木にはそれぞれ異なる特徴があり、その節や木目を観察しながら切り方を調整する重要性 を学びました。木を伐り分け、斧で割る作業は汗を滴らせるほどの大変な作業であり、人力 の大変さを実感しましたが、その過程を通じて自然と向き合いながら身体を動かす楽しさと充実感を味わうことができました。

次に行った炊き出し訓練ではミネストローネを作りました。AMDA 神女クラブの部員と協力しながら野菜を切り、火を起こして調理を進めました。しかし、火加減の調整は難しく、火の通りが偏ってしまい野菜が固い部分もありました。それでも、周りで「おいしい!」と口々に言いながら食べている姿を見ると、頑張ってよかったと心から思えました。 星空と月明かり、焚火とランタンの光が創り出す特別な空間の中での食事は別格でした。多彩な分野の話も聞くことができ、普段の生活ではなかなか経験することができない特別な一日となりました。

文責:AMDA神女クラブ部長 木村花奈