第3回AMDA南海トラフ災害対応プラットフォーム協力医療機関ミーティングが2月28日16時半からオンラインで開催された。
まず阿南市の危機管理部担当者が、体育館で行われた地元住民による災害訓練を総括した。徳島県と連携し、体育館から大規模避難所や福祉避難所へ移動するという設定で行われた。
次に阿南市の保健福祉部保健師から阿南市における災害保健医療体制と当日行われた医療救護訓練について説明があった。地元医師会のドクターも参加し、模擬患者をトリアージし、一時治療を行うという設定だった。必要であれば地元消防や自衛隊の協力を仰ぎ大きな病院へ搬送するという流れも確認した。
3番目にAMDA本部職員の看護師が上記と協同して行ったAMDAチームの訓練内容を説明した。ホウエツ病院のロジスティクス班が活動拠点本部でEMIS入力を行った。また医療班が手書きしている災害診療記録を張り紙に書き出す一方で、J-SPEEDに入力し情報を広く共有できるようにした。
最期に参加者で意見交換を行った。訓練とはいえ次々に人が運ばれてくる状態では、医療スタッフ間で正しい情報を伝達共有することの難しさを感じた。一方で、正しい情報の伝達共有は本当に大切だとも感じた。そしてそのためにもコミュニケーションが円滑に行えるように今回のように平時から顔を合わせておくということが大事で、一度体験したから終わりではなく毎年続けていくことが大切だと思った。
文責 中川卯衣