日時:令和6年2月18日
場所:阿南市立新野中学校
AMDA兵庫は、AMDA南海トラフプラットフォームに参加し、南海トラフ地震に際しては徳島県阿南市の避難所医療支援を担当する予定です。そして6年前から阿南市で行われる防災訓練に医師らを派遣してきました。今年も2月18日新野中学校で行われた防災訓練に参加し、医師や検査技師、防災山キャンプと防災海キャンプメンバーを含めて、総勢9人での参加となりました。
前日は、津波災害での浸水を想定してできるだけ山側の道を通って阿南市に入り、加茂谷から新野に抜ける山越えのルートを確認しました。また、椿泊の半島山頂に位置する椿自然園に宿泊し、阿南市の海岸線の地形を確認しました。
当日は、阿南市立新野中学校に朝9時に集合し、ホウエツ病院と諏訪中央病院からの参加者8名と合流しました。訓練には地域の住民や中高生らとともに、自衛隊や通信会社、防災グッズの企業なども参加していました。阿南市の防災担当者、医師会、保健師、防災士なども勢ぞろいし、交流を深めました。
正午からは、地域住民に対して、地域の医師や保健師とともに、医療救護活動のシミュレーションとして、トリアージの実践と救急医療のデモンストレーションを行いました。
また、能登半島地震の経験から低体温症で亡くなる方を救う目的で、今回新たにテントサウナを利用した採暖室を設置し、その必要性を再認識しました。これからも防災訓練を通して、南海トラフ発災時への準備をさらに進めて行きます。
文責:江口