救える命があれば どこへでも

令和7年度総会および風に立つライオン オブ・ザ・イヤ−2024柴田紘一郎賞受賞記念講演会

2025年5月11日午後3時から、神戸元町のまちづくり会館にて、令和7年度AMDA兵庫総会が行われました。

昨年度の活動報告、決算報告とともに、風に立つライオン オブ・ザ・イヤー2024柴田紘一郎賞受賞の報告がありました。また、今年度の事業計画として、南海トラフ地震対応の防災訓練や来年2月予定の中川副理事長とAMDA神女クラブ数名によるAMDAネパール子ども病院訪問事業などが承認されました。

その後、受賞講演会に先立ち、医療通訳研究会の村松代表から、医療通訳者を取り巻く現状と今年秋からの医療通訳分野でのプラットフォーム構想などについて報告を頂きました。また、いつもAMDA兵庫の防災山キャンプでお世話になっている「播磨路芸術の梦」関口オーナーから、映画シアターを備えた「サロン・ジジババ」の立ち上げや、今年度の開発予定などについても報告がありました。

午後4時から、風に立つライオン オブ・ザ・イヤー2024柴田紘一郎賞受賞記念講演として、AMDA兵庫の初代代表である、連利博先生に鹿児島からお越し頂き、AMDAネパール子ども病院設立の経緯や、小児外科部門の立ち上げ、手術および人材育成などについてお話頂きました。AMDA兵庫初期のことを知らなかった新しいAMDA兵庫メンバーや、5名参加してくれていたAMDA神女クラブのメンバーにとっては新鮮な内容に、一同熱心に講演を聞いていました。さらにAMDA兵庫の初期活動の3本柱であった、医療通訳者の養成やその後の連先生の医療通訳関連の学会立ち上げ活動などの話とともに、病気で長期入院している子ども達のメンタル事業「日本クリニクラウン協会」の現状や将来展望などについても話が及びました。月日を重ねてもなお情熱を失わないその姿は、AMDA兵庫の新しい世代にとっても大きな刺激になったと思います。

今年度、AMDA兵庫は風に立つライオン オブ・ザ・イヤー受賞をきっかけに、次世代へのバトンタッチとして、若手の育成事業や南海トラフ対応など、将来への新たな歩みを始めます。今後ともご支援下さいますよう、どうぞよろしくお願いいたします。

文責:AMDA兵庫理事長 江口貴博