救える命があれば どこへでも

第7回AMDA南海トラフ災害対応プラットフォーム連携会議

令和7年10月20日に岡山国際会議場にて、第7回AMDA南海トラフ災害対応プラットフォーム連携会議が5年ぶりに開催されました。以前から、もし南海トラフ地震が起こったらと想定し、AMDAは主に徳島県と高知県の各地域と災害連携協定を結んでいます。そして、AMDA兵庫は長野県にある諏訪中央病院とともに徳島県阿南市を担当することになり、防災訓練などをともに行っています。このように、今までもそれぞれの地域と医療機関は個別の関係を築いてきています。

今回の会議では、岡山県、徳島県、高知県の危機管理室・防災課、有事に拠点となる医療関係者、協力企業や教育機関から約150人が一堂に会しました。そして、「調整から連携へ」をテーマに、各地域の防災面の強化や最新情報を共有しました。また、東日本大震災以後15年目の大槌健康サポートセンターの取り組みや、協力の提供を約束してくれている企業やDMAT事務局より災害対応についての特別講演がありました。

今回は、今までの経験を踏まえ、「平時での顔の見える関係を積み重ねることが災害時の連携をよりスムースにする」ということを出席者で確認しました。そして、より現実に即した、具体的で実行可能な連携体制の推進をこれからも行っていく気持ちを共に新たにしました。

文責 中川卯衣